Father

右手首骨折の経過観察で病院に行ったところ、医師から「まだ骨がついていない。ここで無理して骨がずれたらややこしいことになる」と言われてしまい、仕事復帰が来年1月にずれ込むことになった。

仕事はしたくないのでラッキーという思いと、年末の繁忙期なので仲間に申し訳ない、あと一ヶ月も何して過ごそうかなど、いろいろな思いが交錯して、けっこうな飲酒欲求がわいてきたものの、上司や妻からは無理をするなと言われて、最終的にはなるようにしかならないと思うことにした。


そんな中、本日は父親の飲み会の送迎のため、街まで車を走らせた。

お昼の12時集合。つえと私の支えがないと歩けない父をなんとか居酒屋まで連れていくと、店内は年配の方ばかりで昼間から大盛況。忘年会シーズンとはいえ、元気な高齢者の楽園のような光景を目の当たりにしてしまった。

、、が、父の仲間が見当たらない。
スマホを忘れたというので、幹事さんとも連絡が取れない。

お店の人が「駅の中にあと2店舗あるのでそっちかもしれない」と言うので、人混みの中をよたよたと歩いて行くも、2店舗とも「幹事さんの名前では予約は入ってない」と言われた。

珍しく身だしなみを整えて、きっと今日の集まりを楽しみしていただろう父は落胆して「帰る」と。

私は呆けて日にちを間違えた可能性もあると思ったけど、なにせスマホがないので確認しようがない。

よぼよぼとつえを使い、少しの段差にも細心の注意。エスカレーターは上りは問題ないけど、下りはかなり危険だった。構内にエレベーターやベンチはほとんどなく、立ち止まりながら休み休み歩くので、若い人はよけて通る。

こんな現状で、仲間と会えた嬉しさで飲みすぎたりしていたら、帰りの送迎が大変だったかもしれない。

残念だけど、父はもう元気な高齢者ではない。

毎日一人で寂しいと思うので、送迎を引き受けたけど、次は引き止めないといけないか。


先日、手に傷があったので「どうした」と聞いたら「転んだ」と。
次の週、耳から血が流れていて「どうした」と聞いたら「また転んだ」と。

くつ下が原因のようで、滑り止め付きをネットでポチって渡したら「調子いい」と言うので、とりあえずは大丈夫そうだけど、近いうち身の回りのこともできなくなるだろう。

心配だけど、一人で好きなように酒を飲んでのんびり暮らしたいと言い張るし、プライドもあるだろう。

私も同じ立場だったらそうしているかもしれない。

弱っていく姿を見るのは切ないけど、人生には限りがある。

そう遠くない将来、私も通る道。

できる範囲で見届けていきたい。

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