この先の仕事人生は、行くも地獄、退くも地獄。
それならば、とりあえず前に進もうという気持ちになってきた。
前々からこの仕事、この業界は合わないと思っていて、
今回は辞めるには絶好のタイミング。
さらには、親の介護のことも言い訳としてあるし、
半年くらいブラブラして一度、人生をリセットしたいと考えた。
しかし、親の介護で仕事をやめて後悔した話や、転職サイトを見て、仕事のスキルも特技もない52歳の自分ができそうな仕事はなかなかない。
アル中の自分が、いまこうして雇ってもらえているのは、大変幸運なことだということを身をもって痛感した。
本屋に行ってこれからの部署で必要な資格の本を手に取るところまでいったので、あともう少しで決心がつくと思う。

映画『生きる-LIVING』を観てきた。
ノスタルジックな戦後の街の風景から始まって、
淡々と進んでいくストーリー、秀逸な音楽。
役者さんの演技はもちろん、何よりセリフが深いのにわかりやすくて、
後半、とあるところで涙腺が崩壊。
エンドロールで顔がくしゃくしゃになってしまい、
映画館を出たあとトイレに入って鼻をかんだ。
マスクがあって助かった。
外に出ると、ポップコーンの良い香りと、コナン、滝沢歌舞伎で人がいっぱいになっていて現実に戻ったわけだけど、なんとも心に沁みいる、ここ最近、自分が観たなかで断トツの1番の映画になった。
人生には限りがあって、自分も間違いなく終盤を迎えつつある。
後悔しないようにすることはただひとつだけ。
どんなことがあっても酒だけは飲まない。
