昨年6月に頬粘膜がん(ステージ4)が発覚した79歳の父。
抗がん剤と放射線治療で頬の原発は消えたものの、リンパに転移した約2センチのがんが小さくも大きくもならない状態が続いていて、先生からニボルマブの投与を勧められた。
しかし、父は入院と通院が嫌ということで治療を拒否。
前回の治療で検体を採ってあって、ニボルマブが90%効くと説明しても拒否。
家で(酒を飲んで)のんびり余生を過ごしたいとのこと。
口がほとんど開かないし、歯もたくさん抜いたので、柔らかいものしか食べれない。辛いものなど刺激の強い食べ物はしみるので食べれないし、ビールもしみるようで飲めないけど、ウィスキーは水で割って、がんと反対側の頬を使いなんとか飲めるみたい。2週間に一度の頻度で、私がブラックニッカ4Lを買って運んでいる。
がんが見つかる前は、7~10日で4L空けていたので量は減っているようだけど、そこまでして飲みたいなら止めることはできないしお好きなようにという感じ。
私にはあまり弱音は吐かないけど、私の妹の前では生きていても意味がないとしょっちゅう泣くらしいので、うつが入っているかもしれない。妻(私の母)が亡くなってまだ3ヶ月経っていないしこれは仕方ないか。
60年近くけっこうな量の酒を飲んでいたわけだし、たばこも私が小さいころ、おつかいでチェリーやマイルドセブンを買っていた記憶があるので、身体は丈夫なほうだったのだろう。
そんな父の子なので、私も79歳まで生きられるかと言われると、私は痛飲してきたし、アトピーで長年ステロイドを使っているし、借金生活で気苦労が多かったし、精神的に弱いし、仕事もこの先不安なので、長く生きる自信はない。
毒親に育てられたと悩んだ時期もあったけど、それは時が解決していまはなんとも思っていない。
子どもは親の影響をもろに受ける。
ちゃらんぽらんだった私が40歳で父親になったことにはきっと意味がある。
いま大事なのは、断酒を続けて生き方をちゃんと見直すこと。
世知辛い世の中だけど、しらふで渡っていきたい。