80歳に近い、口腔がんの父親の話。
たまご2パック、おかゆ、ドリップコーヒーを買ってきてほしいと言われていたので、仕事帰りに寄ったら、「明日でいいのでパンを1斤買ってきてくれ」と。
電話一本で追加してくれれば二度手間にならないで済むのに、仕事で汗だくになり残業した後に買い出しをして、これを言われると、勘弁してくれと言いたくなる。
安ウィスキー4Lを2週間で1本空けるので、来週はそれも買ってこないといけない。〇〇(お店の名前)がいちばん安いので、そこで買ってこいと指定までしてくる。
あらかじめ要るものはないか確認して、予防するようにはしているけど、思考が凝り固まっているこの手の年代の人を変えていくことは120%不可能。究極、実家へ寄る直前に電話をして確認するなど、こちらが変わっていくしかない。
あとは、訪問介護で買い物代行してもらえるので、妹やケアマネージャーに相談してみるか。でも、酒は生活必需品ではなく嗜好品なので買ってきてはもらえないとのこと。
私は酒売場に行くのがいやなので、妹か弟にお願いするよう、たまに誘導するのだけど、あいつらには頼めない。2~3本買い置きしようかと言うと1本でいいと言われる。
風呂や洗濯など身の回りのことはかろうじてできているし、近々、介護保険の更新があって、現在の要介護2から要支援になるだろうと言われている。
介護の愚痴をお互いに言える客先が一軒あって、ここには書けないような生々しい毒もある話をして、どこも似たようなものかな、うちはまだ楽なほうかなとも思うけど、いよいよ身の回りのことができなくなってきたらどうしたものか、そろそろ考えていかないといけない。
自営で一緒に仕事をしていたときは、憎いと好きという感情が入り混じって、いがみ合ったのを酒を飲んでごまかしてきた。
そんな父も、今はよぼよぼ歩きで、室内温度が30℃になっていても暑くないと言う。口が開かないので、おかゆなど柔らかいものしか食べれない(酒はしっかり飲んでいる)
身の回りのことができなくなっても、たぶん私とは一緒に暮らしたいとは言わないと思うので、その点は恵まれているけど、親子関係には最後まで悩まされる。
これはいずれは我が身にも降りかかってくるので、できることをやっていくしかない。