佐渡ヶ島

断酒を始めて、少しづつ一人旅をするようになった。

断酒を続けていても、現実の世界では誰も褒めてはくれない。

せめて自分へのご褒美にと始めたのだけど、最初のころは、車内で缶ビールを開ける音、ホテル・旅館の自販機や冷蔵庫、居酒屋の看板、土産物の地酒コーナーなどに、いちいちぴくぴくと反応していた。

しかし、断酒も4年経つとほとんど気にならなくなってきた。

今回、新潟県に出かけたので、日本酒の誘惑があるかなと思ったけど、まったく目をくれることはなし。

唯一、ホテルの自販機でお茶を買おうとしたら、ビールや酎ハイが紛れていて、ほんの少し、脳が反応した程度だった。



・一日目

御嶽山、遠くに富士山
乗鞍岳、遠くに富士山
穂高連峰と上高地


新潟行きの飛行機が、こんなにアルプスの真上を通るとは知らなかった。

テンション上がって、身を乗り出して見ていたら腰に痛みが走った。



新潟港へ移動して、ジェットホイルに乗船。

レトロなポスターを見つけたからか、八代亜紀さんの「おんな港町」が、頭から離れなくなった。

両津港でレンタカーを借り、日蓮上人の銅像、トキの森公園に寄って一日目終了。



・二日目

佐渡金山、佐渡奉行所跡、北沢浮遊選鉱場跡、京町通り、尖閣湾揚島遊園などを観光した。

どこも本当に素晴らしい場所で、満足度100%。

飲んで二日酔い、バスで迎え酒をしていたら、どんなに良い景色を見ても、このような満足感は得られない。

佐渡金山


京町通りの時鐘楼と、佐渡奉行所跡


尖閣湾


尖閣湾揚島遊園では、船底がガラスで水中が見える遊覧船に乗った。

乗客は、若い女性と、老夫婦、私の4人。

魚が現れると歓声があがり、間近に見える岸壁の迫力に圧倒され、非日常のとても楽しい15分の遊覧だった。

日本海を望む展望台では、30分くらいぼーっと、何も考えず過ごした。




・三日目



山屋のはしくれとして、佐渡最高峰は踏んでおきたいと思い、金北山に行った。

自衛隊の専用道路をひたすら歩く道で、要塞を見ているとジブリの世界観を感じた。

また、登山口のある大佐渡スカイラインは、紅葉真っ盛り。

平日で車も少なく、素晴らしいドライブとなった。



下山後は、海鮮丼を食べて、両津港でお土産を買い、時間をつぶす。



船に乗って、バスに乗って、飛行機に乗って、あっという間に名古屋到着。

無職生活最後の楽しいイベントは、はかなく終了。

もう、本気で仕事を探さないといけない。


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